流域における減災対策の現場適用に向けた水害ハザード特性の評価手法の試案

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タイトル別名
  • EVALUATION METHOD DRAFT OF FLOOD HAZARD INFORMATION FOR FIELD APPLICATION OF DISASTER MITIGATION MEASURES IN RIVER BASIN

抄録

<p>流域治水の実効性を高めるには,治水事業に加え,流域の関係者による減災対策の効果を評価し,治水計画に計上することが重要である.流域治水型の治水計画は「浸水」を許容する一方,「被害」の防止・軽減を図る計画であるため,減災対策の現場適用には地点毎の浸水深等の水害ハザード特性の丁寧な評価が重要である.本研究では,内外水統合型の氾濫解析により作成した「多段階の浸水想定図」と「浸水深と降雨規模の関係図」を用いて,氾濫流の挙動を平易な水理学的視点で解釈し,相互に補間して,水害ハザード特性を評価する手法の全体像を示した.この手法は,様々な降雨規模に関して連続的に,かつ水系全体を面的に,そして治水事業や減災対策の効果を一体的に水害ハザード特性として評価できると考えられる.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390579444529172736
  • DOI
    10.11532/river.29.0_395
  • ISSN
    24366714
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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