ε-カプロラクタムやD, L-ラクチドを配合した エポキシ樹脂の熱硬化反応

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タイトル別名
  • Thermosetting Epoxy Resins with ε-Caprolactam and D,L-Lactide

抄録

<p>エポキシ樹脂とε- カプロラクタム(ε-CL)およびD, L-ラクチド(LAC)との熱硬化反応は,DBU 存在下,170 ℃以上で進行し定量的に硬化化合物が得られることを見出した。この熱硬化反応のモデル反応として,グリシジルフェニルエーテル(GPE)とε-CL およびLAC の開環共重合反応挙動をFineman-Ross 法および KelenTüdös 法を用いて調べた。その結果,GPE とε-CL の場合,ε-CL の反応性比 r1 と GPE の反応性比r2 はそれぞれ,r1=0.58,r2=5.52 と求められた。このことは,GPE とε-CL による共重合体はブロック共重合体であることを示した。また,GPE とLAC の場合,ε-CL の反応性比r1 とLAC の反応性比r2 はそれぞれ,r1=0.85,r2=1.26 であった。このことは,GPE とLAC による共重合体はグラジエント型共重合体であることを示した。さらに,エポキシ樹脂類とε-CL との熱硬化反応は,ε-CL を30~50 mol%の仕込み量で耐熱性が向上し,エポキシ樹脂類とLAC との熱硬化反応では,LAC を10 mol%の仕込み量で耐熱性が大きく向上することが分かった。このことは,</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390579454815422976
  • DOI
    10.11364/networkedpolymer.44.5_232
  • ISSN
    24342149
    24333786
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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