中咽頭癌N0症例の経口的ロボット支援手術における術中術後出血予防目的の経カテーテル動脈塞栓術
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TORSにおける術後出血は,最も重要な合併症のひとつである。重篤な場合は,緊急止血術や気管切開術を要し,最悪の場合は窒息死の危険性もある。致死的な出血の可能性を軽減させるため,広範な咽頭収縮筋切除を伴う中咽頭側壁癌では舌動脈と顔面動脈の予防的結紮術(以下結紮術)が推奨されている。しかし,N0症例に対する予防的郭清術の必要性や頸部郭清範囲に決まった見解が無く,予防的頸部郭清術を行わない場合,結紮術のために頸部に外切開を加える必要がある。当院ではTORSを行う中咽頭側壁癌N0症例に対して,結紮術の代わりに顔面動脈,舌動脈の経カテーテル動脈塞栓術を行っており,その概要と効果について紹介する。
Journal
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- JOURNAL OF JAPAN SOCIETY FOR HEAD AND NECK SURGERY
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JOURNAL OF JAPAN SOCIETY FOR HEAD AND NECK SURGERY 33 (2), 263-269, 2023
JAPAN SOCIETY FOR HEAD AND NECK SURGERY
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390579522006233472
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- ISSN
- 1884474X
- 1349581X
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- Crossref
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- Abstract License Flag
- Disallowed