大地震直後に火災、爆発、酸欠、中毒事故が起こり得る 大学の理系建物への再入棟行動を防止するための漫画教材の開発
書誌事項
- タイトル別名
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- Development of educational Manga materials to prevent university students from returning to buildings posing physical hazards immediately after a major earthquake
抄録
試薬、溶剤、ガスなどのフィジカルハザードを保管、取り扱う理系の大学建物においては、大 地震後に火災、爆発、中毒、窒息事故が発生し得る。従って、大地震直後にそういった大学建物 に安易に再入棟することは不安全行動であり、これを防止することは大学防災にとって重要であ る。漫画には数多くの利点があることが報告されている。そこで、大地震直後において、フィジ カルハザードが保管されている大学建物へ学生が戻ることを防止するために、大地震時の再入棟 行動をテーマとした漫画教材を開発することを目的とした。本研究では、主として筆者らの先行 研究の知見に基づき、フィジカルハザードが保管されている実験室における火災・爆発事故およ び中毒・酸欠事故に係る 2 つの漫画教材を制作した。火災・爆発事故に係る漫画教材では、主 人公が溶剤による火災および水素爆発を、中毒・酸欠事故に係る漫画教材では主人公が塩素ガス にばく露されるシナリオとした。各漫画教材において、前半は不安全行動である再入棟行動を選 好することで主人公が死亡するストーリーで、後半は再入棟行動のリスクおよび再入棟を取らな いためのポイントを示すという構成とした。本研究で開発した漫画教材は、大地震直後における 人的損失の低減に資すると考えられる。
収録刊行物
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- 防災教育学研究
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防災教育学研究 3 (1), 107-118, 2022
防災教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390579522006277760
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- ISSN
- 24366315
- 24359556
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可