急性骨髄性白血病に合併した小腸ムコール症の1例

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  • Small intestinal mucormycosis associated with acute myeloid leukemia: a case report

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抄録

<p>症例は70歳代男性.急性骨髄性白血病加療中に腹痛,血便が出現し,精査にて小腸イレウスと診断した.保存的加療で改善なく,小腸内視鏡検査にて回腸潰瘍を認めた.組織検査から小腸ムコール症を疑い抗真菌薬投与を行ったが穿孔性腹膜炎を併発し,小腸切除を施行した.切除標本より小腸ムコール症と診断した.ムコール症の消化管型はまれであり,小腸病変は非常に少ない.小腸内視鏡検査が診断・治療の一助となった.</p>

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