高齢者肩関節脱臼の問題点 整復困難例と術後変形性関節症性変化
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抄録
高齢者肩関節脱臼の整復困難例4例を経験した.1例目は上腕二頭筋長頭腱の介在で切腱術を行なった.2例目は断裂した前方関節唇の介在が原因で鏡視下に関節唇修復とHill-Sachs Remplissageを行なった.3例目は関節唇が関節窩から広範囲に剥離して前下方に偏位していたために骨頭の整復位を保持できなかった症例で鏡視下に関節唇修復を行なった.4例目は陳旧性亜脱臼で関節窩前方の骨欠損がありリバース型人工肩関節置換術を行なった.2例目は骨頭軟骨も広範囲に損傷されており,術後に変形性関節症性変化が進行し成績不良だった.高齢者の場合は人工関節置換術も初回手術の選択肢として考えておく必要があった.
収録刊行物
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- 肩関節
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肩関節 47 (2), 339-342, 2023
日本肩関節学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390579599241998720
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- ISSN
- 18816363
- 09104461
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可