認知症に対するアートセラピーとエビデンス
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- 川久保 悦子
- 城西国際大学看護学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Art therapy for dementia and its quality of evidence
抄録
<p>本稿では,認知症のアートセラピーの発展に向けて,認知症のアートセラピーとエビデンスを報告する。まず,認知症のアートセラピーのメカニズムを述べた。次に認知症のアートセラピーのコクラン・ライブラリーの結果を述べた。メカニズムからアートセラピーの基本となるものは,パーソン・センタード・ケアとウェルビーングの向上であった。コクランによる認知症のアートセラピーのエビデンスの質は「非常に低い」であった。認知症のアートセラピーでは,無作為化比較試験(RCT)は方法論的に限界がありエビデンスの検証が困難であるため,観察研究やナラティブなアプローチの視点に変えることで,エビデンスを補強できる。</p>
収録刊行物
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- 臨床美術ジャーナル
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臨床美術ジャーナル 12 (1), 25-33, 2023
臨床美術学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390579599242119552
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- ISSN
- 27583457
- 2187316X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可