家庭環境で異なる学校や勉強をめぐる中高生の意識

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書誌事項

タイトル別名
  • Different Attitudes of Middle and High School Students towards School and Studies Depending on the Family Background
  • Findings from the Survey on the Lives and Attitudes of Middle and High School Students (Part III)
  • 「中学生・高校生の生活と意識調査2022」から③

抄録

NHKが2022年夏に実施した「中学生・高校生の生活と意識調査」の3回目となる今回の報告では、中高生と父母の学校や勉強をめぐる意識に焦点を当てる。 学校が「楽しい」と回答した中高生は約9割で、担任の先生とも良好な関係を築いている生徒が多い。父母の学校や先生に対する評価も高く、「教育者として熱心な先生が多い」と答えたのは、父親が約3割、母親が約5割で、過去最多となっている。 他方、生活水準が低いという世帯の親では、先生や授業内容について把握しておらず、学校への関心が薄い傾向がみられる。中高生自身についても、将来の生活程度の見通しは、生活水準が低いほど、同様に低くなる傾向があり、家庭環境によって思い描く将来展望が異なっている。 ただ、親が子どもに対して肯定的な見方をしているほど、子どもの学習意欲や将来への期待値は高い傾向があり、保護者の働きかけ次第では、不利な環境を克服できるかもしれない。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390579675966010496
  • DOI
    10.24634/bunken.73.11_62
  • ISSN
    24335622
    02880008
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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