自己免疫性ノドパチ‍ーにおける自己抗体の意義

書誌事項

タイトル別名
  • The significance of autoantibodies against nodal and paranodal proteins in autoimmune nodopathies

説明

<p>慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー(chronic inflammatory demyelinating polyradiculoneuropathy,以下CIDPと略記)は,複数の病態により引き起こされる症候群と認識されている.2010年代に入り,一部のCIDP症例でランビエ絞輪部および傍絞輪部に局在する膜蛋白に対する自己抗体が陽性になること明らかとなった.同様の結果が各地で再現され,2021年に改訂された国際CIDP診療ガイドラインでは,自己免疫性ノドパチ‍ー(autoimmune nodopathies)という新たな疾患概念が提唱されるに至った.本稿ではneurofascin 155抗体,contactin 1抗体を中心に自己免疫性ノドパチーにおける自己抗体の意義について考察する.</p>

収録刊行物

  • 臨床神経学

    臨床神経学 63 (11), 715-724, 2023

    日本神経学会

参考文献 (51)*注記

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