Entrustable professional activity(EPA)を活用した診療参加型実習の実践報告

DOI
  • 磯邉 崇
    昭和大学 保健医療学部 理学療法学科 昭和大学 横浜市北部病院リハビリテーション室
  • 保坂 亮
    昭和大学 保健医療学部 理学療法学科 昭和大学 横浜市北部病院リハビリテーション室

書誌事項

タイトル別名
  • Practical report of clinical clerkship using Entrustable professional activity (EPA)
  • -Efforts to participate as a member of the physical therapy team in the perioperative period of cardiovascular surgery-
  • ~心臓血管外科周術期の理学療法チームの一員として参加するための取り組み~

抄録

<p>今回,心臓血管外科周術期の理学療法の診療参加型実習を実践した。本実習では循環器症例の重要な評価項目である「血圧」担当の役割を与えた。そして役割を任せることができたかどうかの規準としてEntrustable professional activity(以下EPA)の評価尺度を活用したので報告する。実習生は3症例の心臓血管外科周術期の理学療法業務に30回参加した。「血圧」担当の役割に関してのEPAの評価結果は2名ともに,「5:実習指導者が,付き添う必要がなかった」であった。本実習を通して,「血圧」担当という役割を明示したことにより,実習生がやるべきことが具体的になり,実習指導者が観察可能で臨床業務に直結する形で評価することができたと考えた。またEPAを活用したことにより,従来は実習指導者の主観的な判断に依存していた役割を任せられるかどうかの評価が客観的に可能であることが示唆された。</p>

収録刊行物

  • 理学療法教育

    理学療法教育 3 (2), 2_45-2_51, 2023-10-31

    一般社団法人 日本理学療法教育学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390579753349993088
  • DOI
    10.57356/jpte.3.2_2_45
  • ISSN
    24368008
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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