ファンダメンタルパラメータ法を利用したピーク分離の精密化
書誌事項
- タイトル別名
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- Peak Deconvolution Using Intra-Element Ratios Refined by Fundamental Parameter Method
抄録
<p>エネルギー分散型蛍光X線分析においては,様々な元素を含有する試料から複数のピークが検出することが可能であるが,それらが重なることにより正確な定量分析がしばしば困難である問題があった.本報告では,これら従来の手法の問題点に鑑みて,ファンダメンタルパラメータ法をピーク分離法に有機的に組み合わせることにより,分析精度を向上させることを検討した.</p><p>まず,得られたピークプロファイルに対し,仮の元素内ピーク比を用いてピーク分離を行い,ピークの積分強度を算出した.次に,その分離した強度を用いて定量計算を行った後,算出した定量値を用いて元素内ピーク比を計算し仮のピーク比を補正した.元素内ピーク比の算出にはファンダメンタルパラメータ法を用いた.</p><p>真鍮,銀-パラジウム合金,金合金,スズ合金を用いてピーク分離検証をし,本方法を用いることでピーク分離を精密化できることが分かった.この手法によりより正確な蛍光X線分析における含有元素の定量が可能であると考えられる.</p>
収録刊行物
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- X線分析の進歩
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X線分析の進歩 42 (0), 167-173, 2011-03-31
公益社団法人 日本分析化学会 X線分析研究懇談会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390579764318171392
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- ISSN
- 27583651
- 09117806
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可