HPLC-ICP-MSによる価数別定量法を用いた汽水域河床堆積物での間隙水中クロムの挙動の理解

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Development of a simultaneous determination method for Cr(III) and Cr(VI) by HPLC-ICP-MS and appli

抄録

<p>海洋堆積物に記録されたCr同位体比(53Cr/52Cr)は過去の海洋や大気の酸化還元状態を示す可能性がある。一方, 海洋中のCrの供給源である河川と海洋を繋ぐ汽水域ではCrの挙動や同位体比の変動に関する知見が不足している。本研究では汽水域の河床堆積物間隙水中でのCrの挙動を全CrおよびCr化学種の定量により調査した。分析の結果, 還元的条件ではCr(Ⅵ)がCr(Ⅲ)に還元されて沈殿するが, 有機物に富む堆積物では還元されたCr(Ⅲ)が有機錯体として溶存している可能性が示唆された。また, 汽水域のような高Cl-共存下においてもCr化学種の同時定量を行えるHPLC-ICP-MS法の開発を行った。</p>

収録刊行物

キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390579830882822272
  • DOI
    10.14862/geochemproc.70.0_38
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ