日本周辺の海底熱水中の<sup>228</sup>Ra/<sup>226</sup>Ra同位体比の測定の試み

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タイトル別名
  • Preliminary results on<sup>228</sup>Ra/<sup>226</sup>Ra in sea-floor hydrothermal fluid around Japan

抄録

<p>海底の熱水活動の年代を求めるために、重晶石を用いたESR年代測定を行ってきた。これは、重晶石に含まれるRaによる放射線によって、SO3-ラジカルが生成することを原理とする。寿命の短い228Raは年代の古い試料では測定できないが、この核種による線量の寄与を無視してはいけないため、重晶石の初期の228Ra/226Ra同位体比が、正しい年代を求めるために重要である。今回、Mnファイバーを用いて、熱水中のRa同位体比を測定することを試みた。Raを吸着させたMnファイバーを純Ge半導体検出器を用いてガンマ線分光によって測定した。中国地方温泉水については5-15の値が得られたのに対し、沖縄トラフの海底熱水域では35という高い値が得られた。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390579830882840448
  • DOI
    10.14862/geochemproc.70.0_66
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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