抄録
<p>【はじめに】内側楔状開大式高位脛骨骨切り術(OWHTO)は変形性膝関節症や特発性膝骨壊死(SONK)に対する手術方法として確立している.今回我々は高齢者のSONKに対するOWHTOの成績を評価した.【対象と方法】2015年から2020年にSONKに対し膝関節鏡下の骨壊死部掻爬とOWHTOを行った症例のうち,手術時年齢が75歳以上であった7例7膝を対象とした.関節鏡所見をOWHTO時とプレート抜去術時に評価し,臨床成績を日本整形外科学会(JOA)スコアとKnee injury and Osteoarthritis Outcome Score(KOOS)を用いてOWHTO術前と術後1年に評価した.【結果】7例中6例で再鏡視を行い,全例で良好な軟骨様組織による被覆を認めた.JOAスコアは平均60.7から83.6へ,KOOSも全ての下位項目で改善を認め,特にpainが平均50.9から80.9へ,symptomが平均50.0から77.6へと改善した.【結語】SONKに対するOWHTOにより,高齢者であっても壊死部の軟骨様組織による修復が得られ,臨床成績も良好であった.</p>
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 72 (3), 368-372, 2023-09-25
西日本整形・災害外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390579830883543424
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可