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説明
<p>【背景】人工膝関節全置換術(TKA)において,大腿骨前方切除面の‘Grand piano sign’が回旋設置を確認する指標として提唱されているが,これは内側型変形性膝関節症(OA)で提唱された指標であり,外側型膝OAでも同様であるか,検討したものはない.【方法】外側型膝OAでTKAを施行した30例の術前CTを用いて,三次元術前計画ソフト(Zed Knee)内でsurgical epicondylar axis(SEA)に平行(NR),3°内旋(IR),3°外旋(ER)での前方切除面をsimulationし,内側顆/外側顆の高さの比率(M/L比)を検討した.【結果】M/L比は,NRで0.59±0.11,IRで0.68±0.12と増大,ERで0.49±0.09と減少し,数値・傾向とも過去の内側型OAの報告と同様であった.【考察】外側型膝OAにおいても‘Grand piano sign’は有用な指標となり得た.</p>
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 72 (3), 433-436, 2023-09-25
西日本整形・災害外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390579830883549696
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可