年齢と骨形態がGS-Taper stemの固定様式に与える影響

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  • ―ZedHipを用いたシミュレーションでの検討―

抄録

<p>GS-Taper stemが良好な固定様式を得られる症例の特徴を明らかとすること.【方法】2018年4月以降に当院でTHAを施行された女性の249関節を対象とし,LEXI社のZedHipを用いて検討を行った.骨形態評価として,CC ratio,CI,CFIを計測した.stemはnativeの頚部前捻角と内側flareに適合する最大サイズを挿入し,大腿骨髄腔に対角線上に2点以上接触した状態を固定とした.固定様式がMediolateral/Flare fitであった症例をF群(212例),Diaphyseal/Multipoints fitであった症例をU群とし(37例),両群間で骨形態,設置角について有意差を検討した.【結果】U群で有意にCC ratioは小さく,前捻,CI,CFIは大きかった(p<0.05).その他の項目に有意差は認めなかった.【まとめ】皮質骨が厚く近位髄腔径の変化量は少ないがフレアが相対的に大きい症例を除くと,GS-Taperステムは良好な固定様式が得られていた.</p>

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参考文献 (10)*注記

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