<探索的研究論文>振り返るための一時停止: エスノグラフィー・ライティングにおける対話的方法論を反芻する

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書誌事項

タイトル別名
  • <Explorative Research>Pause to Reflect: Ruminating on Interactive Methodology in Ethnography Writing

抄録

以下の記事は,私が現在執筆中の学位論文の方法論を探るものである.この学位論文は,形式を弄するものであり,遊びを通して創作された短編小説,ガイド役の架空の人物,そして読者に解説を加えたり,自身の経験を振り返ったり,ゲームをしたり,読みながら記事そのものを変化させたりするよう求める双方向性を採用している.パンデミックを通じて,またパンデミックに関するエスノグラフィック調査を完了させるためには,調査中だけでなく,その後執筆を始めるにあたっても,私の方法論を根本的に見直す必要があった.このような深遠で集団的な体験の中で生活し,遊び,研究することがどのようなものであったかをどのように説明するか。私は,対面式の卓上ロールプレイングゲーム(ttrpg)のコミュニティや,テーブルを失い,オンラインで再びテーブルを見つける過程を研究した.この記事における双方向性の目的は,パンデミックと政情不安を生き抜いた経験を生かすことであり,私が観察し参加したアメリカ中西部のttrpgプレイヤーたちのコミュニティで見つけた遊びの道具を通して,痛みと遊びを融合させたのである.この特別な作品は,執筆の方法論,この文脈における私の経験の意味,そして使用されているツールの何を,どのように,そしてなぜを探求するものである.スペースが許す限り,これらのツールのいくつかをここで使用する.

収録刊行物

  • RPG学研究

    RPG学研究 4 36-44, 2023-11-11

    日本RPG学研究会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390579830890383744
  • DOI
    10.14989/jarps_4_36
  • ISSN
    24349682
  • HANDLE
    2433/286272
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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