品揃え戦略のベき法則を用いた一考察
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- 倉田 久
- 横浜国立大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Analysis of Product Assortment Using Power Law
- ―What Assortment is Optimal?―
- ―なぜ品揃えは同じになるのか―
抄録
<p>コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどのチェーン小売店舗のナショナルブランド商品の品揃えは競合する同業者の間でたいして差異が無い場合が多い.品揃えは小売業の主要な集客要因であるのに,小売店店頭に実際に並ぶ商品品揃えは競合他社のそれとほぼ同じになっている現状の理由を求めて,本研究では解析的モデルを用いて,小売店同士がお互いに同じ商品品揃えにすることの要因を検証する.ロングテール戦略とベき法則を応用した数理モデルを構築し,まずは利益最大化を目指す小売2社が同じ品揃えでナッシュ均衡となる条件を求めた.次に小売2社がリーダーとフォローワーに分かれて品揃え競争するスタッケルバーグ均衡解を求めた.分析結果に基づき,売場面積や品揃えの限界収益などの視点から小売品揃え戦略に関する経営示唆を提言する.</p>
収録刊行物
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- 生産管理
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生産管理 28 (1), 27-36, 2021
一般社団法人 日本生産管理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390579908258723840
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- ISSN
- 21866120
- 1341528X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可