都市ごみ焼却施設からの温室効果ガス排出削減シナリオ:電力のCO2排出係数の影響

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タイトル別名
  • Scenarios for reducing greenhouse gas emissions from municipal solid waste incineration plants: Effect of CO2 emission factor of electricity

抄録

<p>一般廃棄物の焼却、及び原燃料利用に伴うGHG排出は一般廃棄物処理に伴うGHG排出の大きな割合を占めており、重要な排出削減対象となっている。本研究では本学BKCキャンパスが所在している草津市を対象として、都市ごみ焼却施設からのGHG排出量の2045年までの推計を行うとともに、いくつかの対策シナリオを想定し、その効果を検討した。特に再生可能エネルギー導入による電力のCO2排出係数低下シナリオについて検討した。その結果、2045年においてごみ減少シナリオ、バイオマスプラスチック導入シナリオ、メタン発酵施設導入シナリオではBaUシナリオに対しそれぞれ15%、31%、42%の削減効果があった。また、電力のCO2排出係数低下によってごみ発電のGHG削減効果が目減りするため、ごみ焼却施設からのGHG純排出量をゼロ以下にするためには、二酸化炭素の回収・有効利用・貯留などのさらなる対策が必要と考えられた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390579908260722048
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.34.0_133
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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