航空機の旅客空間デザインの歴史

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タイトル別名
  • History of Aircraft Passenger Space Design
  • Comfort and Optimization Friction
  • 快適化と最適化の摩擦

抄録

<p>有償の航空旅客事業は1914年米国で始まったといわれる。その後米国内の法規制の影響もあって金属製航空機は大きく進歩した。レシプロエンジンからジェットエンジンへの転換、航空路の整備や航続距離の延伸もあり航空旅客事業は発展を続け、現在の大量航空旅客・輸送時代に至った。その間旅客事業者は航空機の旅客空間を事業内容に適合するようデザインし続けた。航空機内の旅客空間という極めて厳しい制限によって、十分な空間環境を与えることが難しいだけでなく、様々な制約が空間や旅客サービスのデザインに課せられる。ここでは現在の旅客機の機内空間への転換期である後期レシプロエンジン旅客機時代の航空機としてダグラスDC-4などを取り上げる。DC-4は双発のDC-3の後継機とされた大型の四発機であり、本来与圧式客室を装備しない(長距離国際線に適した高高度を飛行しない)を輸送機だが、一部の機体は与圧化された。これらの機内空間のデザインと鉄道旅客の快適化を比較し、初期の大量航空旅客時代の空間デザインの特徴を調査する。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390579919144120064
  • DOI
    10.11247/jssd.70.0_110
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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