過敏性肺炎の診断update―国際ガイドラインと本邦の診療指針をどのように考えるか

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  • Update in diagnosis of hypersensitivity pneumonitis: How should we use international guidelines and Japanese practice guideline?
  • カビンセイ ハイエン ノ シンダン update : コクサイ ガイドライン ト ホンポウ ノ シンリョウ シシン オ ドノ ヨウ ニ カンガエル カ

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抄録

<p>線維性過敏性肺炎は,様々な吸入抗原に繰り返し曝露・感作され,肺内に線維化が進行することによって生じるびまん性間質性肺疾患である.放射線所見,病理所見が多岐にわたるため,他の線維性肺疾患からの鑑別は重要な課題であった.2020年と2021年にATS/JRS/ALATとACCPから,診断へのアプローチを示す2つの診断ガイドライン・ステートメントが発表された.これらのガイドラインは,高解像度CT(HRCT)の解釈と抗原同定を重要視しているが,それだけではなく気管支肺胞洗浄所見や病理所見も含めた多角的な視点が診断確定に重要である.線維性過敏性肺炎において,抗原同定は予後の改善につながるため,臨床医はびまん性肺疾患の中から線維性過敏性肺炎を拾い上げ,抗原の同定を目指す必要がある.</p>

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