広島県を訪れた外国人旅行者の流動分析 ―国土交通省 FF-Data の活用―

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  • Flow Analysis of Foreign Tourists Visiting Hiroshima Prefecture: Utilization of FF-Data (Flow of Foreigners-Data)

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抄録

日本政府観光局が発表している訪日外客数によると、COVID-19禍以前、2019年の訪日旅行が多い国・地域として中国、韓国、台湾、香港(東アジア4か国・地域)が挙げられ、これら4か国・地域で70.1%となっている等、アジア諸国、特に東アジアからの観光客が多い状況となっている。その中で、広島県に着目すると、観光庁の宿泊旅行統計における延べ宿泊者数の国・地域別割合では、全国で上記東アジア4か国・地域の占める割合が59.2%であるのに対し、広島県は23.9%と非常に低く、他の都道府県に見られない特徴となっている。本研究では、訪日外国人観光客流動に関する先行研究を踏まえ、東アジアの来訪が際立って少ない広島県に着目し、FF-Data(Flow of Foreigners-Data)を用いたデータ分析を行い、国・地域別の日本国内における流動量の差異を見ることにより、広島県の特性把握を試みた。

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