模様の連続性を担保した包装紙デザインの自動生成

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書誌事項

タイトル別名
  • Automatic Generation of Wrapping Paper with Continuity of Pattern

抄録

<p>近年様々な分野で自動化が進む中で,手土産などのラッピングは手作業で行われることが多い.手作業で行われる箱型ギフトのラッピングは,見栄え良く仕上げるためには個人の経験や技術が必要になる.経験のない人でも見栄えの良いラッピングができるようにするため,本研究では包装の終了時に模様の連続性を保つような包装紙デザインを自動生成するアプリケーションを制作した.本手法では生成するテクスチャを無地ストライプとし,包装の対象は直方体の箱,技法は斜め包みを扱うことを前提とした.まず,必要な用紙の大きさを求める.ここでは,斜め包みが破綻しない条件を満たす最小の大きさの紙のサイズを算出した.次に,ストライプの生成を行う.包む箱の縦と横からなる大きな面のうち一つを「メイン面」と定義し,メイン面に対してストライプを生成する.このメイン面の模様を,包装紙面におけるメイン面と対面する部分に鏡映させる.最後に側面部分を生成し,包装紙の生成を終了する.制作した機能を用いて包装紙を生成し,包装した.その結果,底面や側面で模様の連続性を保つことができた.今後は,より複雑な模様の生成や,デザインの生成手法の見直しが課題である.</p>

収録刊行物

  • 画像電子学会誌

    画像電子学会誌 50 (3), 419-424, 2021

    一般社団法人 画像電子学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390580063061992064
  • DOI
    10.11371/iieej.50.419
  • ISSN
    13480316
    02859831
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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