重症外傷診療における看護師の役割と育成

DOI
  • 石井 亘
    京都第二赤十字病院 救命救急センター/重症外傷センター
  • 神鳥 研二
    京都第二赤十字病院 救命救急センター/重症外傷センター
  • 仲村 美輝
    京都第二赤十字病院 看護部手術室
  • 工 美恵子
    京都第二赤十字病院 看護部手術室
  • 角 典以子
    京都第二赤十字病院 救命救急センター/看護部初療室
  • 堀江 英恵
    京都第二赤十字病院 看護部集中治療室
  • 飯塚 亮二
    京都第二赤十字病院 救命救急センター/重症外傷センター

書誌事項

タイトル別名
  • Role and training of nurses in severe trauma care

抄録

〔要旨〕当院は併設型救命救急センターおよび重症外傷センターであり, 一次から三次対応の救急を受け入れている。年間の重症外傷(Injury Severity Score≧16)は250症例前後のhigh volume centerである。重症外傷診療を行ううえで院内での初期診療は非常に重要であり,なかでも初期診療におけるdamage control resuscitationを遅滞なく行うためには,外傷診療に携わる医師だけでなく,看護師やその他のメディカルスタッフが同じ戦略と戦術を共有して診療にあたることが求められる。当院では,2010年ごろより重症外傷診療システムを構築するため,院内システムの整備や外傷に携わる医師の育成だけでなく看護師やメディカルスタッフの育成および教育を行ってきた。とくに看護師においては,外傷看護の実践を行ううえで実臨床だけでなくoff-the-job trainingでその役割を認識し他職種と共働することが重要であると考えられるので,当院での取り組みとその効果を報告する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390580073977506816
  • DOI
    10.50840/jjacs.13-29
  • ISSN
    2436102X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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