山口県美祢市丸山の上部石炭系産フズリナ類

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タイトル別名
  • Upper Carboniferous Fusulinids from Mt. Maruyama, Mine City, Yamaguchi Prefecture

抄録

<p>山口県美祢市丸山には,石炭紀中期から後期にわたる秋吉石灰岩層群が広く分布する.</p><p>本地域に分布する石灰岩は,秋吉生物礁複合体の主要構成要素であるアンモノイドのゴニアタイト類,腕足類,四放サンゴなどの大型化石類,及びphylloid algaeなどの藻類を多産し,部分的にフズリナ類を産出する.</p><p>生相・岩相の特徴から,本地域の石灰岩堆積場は,秋吉生物礁複合体におけるreef-flat部,あるいはfore-reef部からopen seaに通ずるby-pass margin部として復原される.</p><p>また調査地域内のMA66地点において,primitive-typeの“Triticites”群集の密集層が発見され,鏡下観察に基付く検討の結果,新種3種を含む以下の様な4種のフズリナ類を識別した.</p><p>すなわちProtriticites yanagidai Y. Ota, sp. nov., Protriticites masamichii Y. Ota, sp. nov., Protriticites toriyamai Y. Ota, sp. nov.およびProtriticites aff. matsumotoi (Kanmera)である.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390580217715247744
  • DOI
    10.34522/bkmnh.13.0_1
  • ISSN
    24366072
    0387964X
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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