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- 坂本 雅行
- 京都大学大学院生命科学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Imaging Neural Activity with Imaging Technology
- イメージング ギジュツ オ オウヨウ シタ シンケイ カツドウ ケイソク
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説明
<p>高次脳機能の仕組みはとても複雑かつ難解であり,解明が期待される現代科学の究極の課題の1つである.高次脳機能はニューロンが構成する複雑なネットワークの上に成り立っているため,その働きを明らかにするためには,基本素子となる個々のニューロンの活動や情報処理機構について理解することが重要である.近年,ニューロンの電気的活動を光学シグナルに変換する活動イメージング技術が急速な発展を遂げている.活動イメージングのための高感度な蛍光プローブの開発により,生体脳(in vivo)においても1細胞レベルの解像度を保ったまま数百~数万個のニューロンの電気的活動を同時に記録することが可能となった.さらには,樹状突起スパインなどのニューロンの微小構造においてもその電気的活動のイメージングが生体脳においても可能である.本稿では,神経活動を可視化するための蛍光プローブ(カルシウムセンサーならびに膜電位センサー)の特徴について紹介する.</p>
収録刊行物
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- 日本神経回路学会誌
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日本神経回路学会誌 30 (4), 189-196, 2023-12-05
日本神経回路学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390580228771672576
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- NII書誌ID
- AA11658570
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- ISSN
- 18830455
- 1340766X
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- NDL書誌ID
- 033203160
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可