病院総合診療医が知っておきたい消化管 Point-of-care US(POCUS)

  • 松村 俊二
    国家公務員共済組合連合会 吉島病院 内科・総合診療科
  • 槙坪 良時
    国家公務員共済組合連合会 吉島病院 内科・総合診療科
  • 法西 美果
    国家公務員共済組合連合会 吉島病院 内科・総合診療科
  • 辻 直樹
    国家公務員共済組合連合会 吉島病院 内科・総合診療科
  • 松田 賢介
    国家公務員共済組合連合会 吉島病院 内科・総合診療科
  • 重信 友宇也
    広島大学病院 総合内科・総合診療科
  • 山岡 直樹
    国家公務員共済組合連合会 吉島病院 内科・総合診療科
  • 田妻 進
    JA尾道総合病院 消化器内科
  • 伊藤 公訓
    広島大学病院 総合内科・総合診療科

書誌事項

タイトル別名
  • ビョウイン ソウゴウ シンリョウイ ガ シッテ オキ タイ ショウカカン Point-of-care US (POCUS)

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抄録

プライマリ・ケアの現場において,超音波検査(Ultrasonography,以下 US)は欠かすことのできない画像診断法であり,急性腹症の診療ガイドラインにおいても,USは初期対応に必要な診療スキルの一つとして認識されている。近年では,様々な疾患においてトリアージを目的としたpoint-of-care ultrasound(以下POCUS)という概念が浸透しつつあるが,消化管領域においてはまだ充分に活用されているとは言えない。POCUSは診断推論から導き出された鑑別診断に基づいて重要と判断されたものだけを中心に評価するため,限られた時間の中で多彩な疾患をみることの多い病院総合診療医にとって非常に有用である。急性腹症を含む消 化管疾患においても,早急に介入すべき病態かどうかを判断出来れば,患者の予後が改善出来るため,是非とも身につけておきたい診療スキルと言える。

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