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- Other Title
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- アドレナリン ガ アナフィラキシー カンジャ ノ ショグウ ニ アタエル エイキョウ : カコ 5ネンカン ノ ケントウ カラ
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Abstract
【目的】アナフィラキシーの遷延性や二相性反応はアドレナリンで抑制できる可能性がある。そこでアドレナリンの処遇や経過への影響を検討することを目的とした。 【方法】当院救急外来を受診したアナフィラキシー症例において,アドレナリン投与の有無,転帰やその理由,背景因子等を診療録より後方視的に検討した。 【結果】最終的に 147 例が対象となった。アドレナリン非投与群における入院は 14 例であったが全て翌日退院した。アドレナリン投与群の 39 例中 20 例は入院時に症状が消失しており全て翌日退院した。入院時に症状が消失したものは全て翌日退院した。入院経過中の重症化や二相性反応は認めなかった。 【結語】アドレナリン投与を問わず治療により一旦症状が消失したものは入院を回避し得ると考えられた。アドレナリンは,入院を回避するため重症例のみならず幅広い適応を考慮される必要があり,アナフィラキシー診療における重要性の再認識が必要である。
Journal
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- JAPANESE JOURNAL OF HOSPITAL GENERAL MEDICINE
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JAPANESE JOURNAL OF HOSPITAL GENERAL MEDICINE 16 (4), 192-197, 2020-07-31
JAPAN SOCIETY OF HOSPITAL GENERAL MEDICINE
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390580250919873664
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- NII Article ID
- 40022330134
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- NII Book ID
- AA12856321
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- ISSN
- 27587878
- 21858136
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- NDL BIB ID
- 030603269
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed