2025 年以降に求められる総合診療医の機能をみすえて 〜広汎なスペクトラムの中で私が目指すポジショニング〜

  • 加藤 光樹
    弥生ファミリークリニック(現 まどかファミリークリニック院長)

書誌事項

タイトル別名
  • 講演録 2025年以降に求められる総合診療医の機能をみすえて : 広汎なスペクトラムの中で私が目指すポジショニング
  • コウエンロク 2025ネン イコウ ニ モトメラレル ソウゴウ シンリョウイ ノ キノウ オ ミスエテ : コウハン ナ スペクトラム ノ ナカ デ ワタクシ ガ メザス ポジショニング

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抄録

疾患を治療するという医学モデルは,患者が必要なケアにアクセスできることが前提となるが,日本が迎える2025 年以降の超高齢化社会では,その前提が根本から揺るがされる。 特にケアへのアクセスが障害される人々が今後ますます増えてくる。 ケアの継続性や連携を基盤として,関係職種や地域住民とパートナーシップを構築したり,仕事や家庭環境のため夜間しか受診できない人々のために夜間診療を実施したりすることが,アクセスパリアへの対策となり得る。未来の日本において,医学モデルは生活モデルによって補完される必要かあるが,それぞれの分野で病院総合診療医と家庭医の活躍が求められる。 両者が緊密に連携することで,患者ケアや生涯学習においてシナジー効果を生むことができると考える。 私はこうした連携を重視しながら,生活モデルに立脚して,患者の医療・介護へのアクセスをまもる医師を目指す。

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