書誌事項
- タイトル別名
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- Japanese Language Learners' Use of the Adverb "yahari" in I-JAS Interview Data: A Comparison with Native Speakers of Japanese
抄録
副詞「やはり」の研究は,形態的バリエーションや複数の意味・機能を中心に,母語話者の使用をめぐって議論が進む一方,日本語教育のための学習者の使用実態の調査は不足している。そこで,学習者と母語話者の使用実態の比較ができるI-JASのデータを用い,副詞「やはり」の使用数,形式,出現位置,意味・機能から見た使用実態を調査した。その結果,次の4点が観察された。①母語別の使用数から見た副詞「やはり」の使用傾向では学習者は総じて,副詞「やはり」を母語話者に比べてあまり多用しない。②副詞「やはり」の3形式では,学習者は「やっぱり」「やはり」「やっぱ」の順に,母語話者は「やっぱり」「やっぱ」「やはり」の順に使用している。③学習者は発話開始部での副詞「やはり」の出現が多い。質問に対して回答する際に「熟考の結果」の意味・機能で用いることが多い。④母語話者は発話中間部での副詞「やはり」の出現が多く,複文の中で逆接・順接の接続表現に後接する環境で,会話の前提や共通基盤を述べる際に用いている。
収録刊行物
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- 国立国語研究所論集
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国立国語研究所論集 26 51-68, 2024-01
国立国語研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390580450402029184
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- ISSN
- 21861358
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可