介護老人保健施設入所の高齢女性におけるスタンス幅の異なる反復起立運動の影響

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  • Effects of repetitive standing and sitting with different stance widths on elderly women in a geriatric health service facility

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抄録

<p>【目的】本研究では高齢女性を対象にスタンス幅の異なる反復起立運動による介入の影響を比較検討することを目的に行った。【方法】対象は介護老人保健施設に入所している高齢女性15名とした。方法は無作為にミディアムスタンスあるいはナロースタンスの2群に分けるクロスオーバー比較試験を用いて実施した。測定項目は下肢筋力(膝伸展筋力・膝屈曲筋力),握力,Basic Movement Scale(以下,BMS)とした。【結果】介入前後における膝伸展筋力では両介入方法で有意な向上を認め,膝屈曲筋力ではナロースタンスに有意な向上を認めた。また,BMSではナロースタンスの立ち上がりと着座に有意な向上を認めた。【結論】反復起立運動ではスタンス幅に影響がなく膝伸展筋力強化を期待でき,膝屈曲筋力強化と立ち上がりならびに着座動作の向上にナロースタンスが有効である可能性が示唆された。</p>

収録刊行物

  • 理学療法おかやま

    理学療法おかやま 1 (1), 6-10, 2020-07-25

    一般社団法人 岡山県理学療法士会

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