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- 長田 拓哉
- 東邦大学医療センター大橋病院外科
書誌事項
- タイトル別名
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- Antitumor effect of Asunaro essential oil
抄録
<p>今日,がんに対する集学的治療の発展により,がん患者の生命予後は以前より改善された.さらに副作用が少なく患者に優しい治療の一つとして,かおりを用いた治療の開発が望まれている. 我々は液体クロマトグラフィーを用いて,アスナロ精油に含まれる抗腫瘍因子であるツヨプセンを同定した.ツヨプセンの腫瘍増殖抑制効果は,MTT アッセイを使用して分析された.アスナロ精油に含まれる抗腫瘍因子であるヒノキチオールと比較すると,ツヨプセンは腫瘍増殖抑制効果が強く,拡散範囲が狭い傾向が見られた.がん細胞においてツヨプセンと結合するタンパク質としてPKM2が同定された.またツヨプセンをがん細胞に作用させることにより,細胞内の乳酸生成が減少した.以上より,アスナロ精油に含まれるツヨプセンはがん細胞のPKM2に結合し,がんの嫌気性代謝経路を阻害して乳酸の生成を抑制し,がん細胞に細胞死を誘導することが示された.</p>
収録刊行物
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- におい・かおり環境学会誌
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におい・かおり環境学会誌 55 (1), 14-19, 2024-01-25
公益社団法人におい・かおり環境協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390580472188384000
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- ISSN
- 13497847
- 13482904
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可