相変化蓄冷材としての潜熱エマルションの生成と物性測定

DOI
  • 松﨑 駿
    岡山大学大学院自然科学研究科機械システム工学専攻
  • 堀部 明彦
    岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域
  • 山田 寛
    岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域
  • 磯部 和真
    岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域

書誌事項

タイトル別名
  • Production and Characteristic Measurement of Latent Heat Emulsion as a Phase Change Cold Storage Material

抄録

<p><tt>本研究では</tt>0 ℃<tt>以下の温度域において流動性を保持しながら潜熱の吸収,放出が可能な相変化蓄冷材の生成を目標とし,分散媒として濃度</tt>50 mass%<tt>のエチレングリコール水溶液を,相変化物質として融点</tt>-9.6 ℃<tt>の</tt>Dodecane <tt>を採用した潜熱エマルションを生成した.実験の結果,界面活性剤としてポリオキシエチレン</tt>(20)<tt>ソルビタンモノオレエートとソルビタンモノオレエートを採用し</tt>D <tt>相乳化法を用いることにより,平均粒子径が</tt>0.24 μm <tt>程度の微細な</tt>Oil-in-water <tt>エマルションの生成が可能と判明した.試作試料の評価実験を行った結果,長期間乳化状態を維持し,相変化物質が凝固した状態でも流動性を保持することが可能であるということが明らかになった.また,示差走査熱量計による測定結果より,</tt>60 mJ/mg <tt>程度の融解潜熱を有すると判明した.</tt></p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390580472188652160
  • DOI
    10.11322/tjsrae.23-26_oa
  • ISSN
    2185789X
    13444905
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ