酸化重合法により合成したポリピロール-ITO導電性インクの導電性挙動

  • 次田 将大
    東海大学 マイクロ・ナノ研究開発センター
  • 野間 海生
    東海大学大学院 工学研究科 電気電子工学専攻
  • 青木 稜
    東海大学大学院 工学研究科 電気電子工学専攻
  • 前田 秀一
    東海大学 マイクロ・ナノ研究開発センター 東海大学大学院 工学研究科 電気電子工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Conducting Behaviors of Polypyrrole-ITO Conducting Inks Synthesized by Oxidation Polymerization
  • サンカ ジュウゴウホウ ニ ヨリ ゴウセイ シタ ポリピロール-ITO ドウデンセイ インク ノ ドウデンセイ キョドウ

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抄録

<p>導電性部としてポリピロール,分散剤としてインジウムスズ酸化物 (indium tin oxide, ITO) ナノコンポジット粒子を使用した導電性インクを合成した.酸化剤として塩化鉄 (FeCl3) と過硫酸アンモニウム ((NH4)2S2O8) を使用した.ポリピロールとITOのナノコンポジットは水中で凝集するポリピロールを水中に安定してコロイド分散させることに成功した.ポリピロール-ITOナノコンポジットのサンプルは,導電度は四探針法,元素分析 (EA),動的光散乱 (DLS),X線光電子分光法 (XPS),および走査電子顕微鏡 (SEM) など,異なる技術を用いて測定された.ポリピロール-ITOに対する酸化剤の比較検討をした.塩化鉄を酸化剤として含むポリピロール-ITOのサンプルは,酸化剤として過硫酸アンモニウムを含むものよりも高い導電度を示すことが観察された.</p>

収録刊行物

  • 日本画像学会誌

    日本画像学会誌 63 (1), 12-19, 2024-02-10

    一般社団法人 日本画像学会

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