看護師が捉えた脳卒中急性期患者の落ち込みと看護師の関わり

書誌事項

タイトル別名
  • Depressive State in Acute Stroke Patients as Perceived by Nurses and the Involvement of Nurses

抄録

脳卒中急性期の患者の落ち込みは看護師にどのように捉えられているのか,また看護師はどのような関わりを行っているのかを明らかにするため、 質的記述的研究を行った。研究参加者は,脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 7名 だった。 看護師が落ち込んでいると捉えた患者の状況は, 8つのカテゴリーにまとめられた。 看護師は, 【活気がない】【以前と変わってしまった身体と対峙する 】【人に迷惑をかけることを気にする】【やってみてできな いことに気が付く 】 状況を捉えていた。 看護師の関わりは, 12 のカテゴリーにまとめられた。 看護師は 【落ち込む時は落ち込んだ方がいい】 と考え, 【距離を保ちながら見守る】【無理はさせない】【治療やリハビリを継続させる】ように関わっていた。 患者の落ち込みの状況は, 患者の変化を早期に捉えるための観察の視点として活用できる。また看護師の関わりは患者の落ち込みからの回復を促すものであり, 実践に活用できる 。

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参考文献 (1)*注記

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