ライブ演奏に同期する自動演奏ピアノ制御方法 : 《自動演奏ピアノ,2人の打楽器奏者,アンサンブルと電子音響のための協奏曲》(2018)の演奏システムを例に

書誌事項

タイトル別名
  • Performance Method for Player Piano in Synchronization with Ensemble : Using the Performance System of "Concerto for Player Piano, 2 Percussionists, Ensemble and Electroacoustic" (2018) as an Example
  • ライブ エンソウ ニ ドウキ スル ジドウ エンソウ ピアノ セイギョ ホウホウ : 《 ジドウ エンソウ ピアノ,2ニン ノ ダガッキソウシャ,アンサンブル ト デンシ オンキョウ ノ タメ ノ キョウソウキョク 》(2018)ノ エンソウ システム オ レイ ニ

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抄録

本論文では,執筆者が2018年に作曲した《自動演奏ピアノ,2人の打楽器奏者,アンサンブルと電子音響のための協奏曲》のために制作された演奏システムの,自動演奏ピアノ制御に関する部分に焦点を当てる。西洋音楽の文脈における「協奏曲」の上演スタイルでは一般的に,演奏中の独奏者,指揮者,器楽合奏の間での密なコミュニケーションによる正確な同期が求められるが,この作品で独奏楽器(の一つ)とされる自動演奏ピアノは,(ピアノ奏者によってではなく)コンピュータの遠隔制御により演奏される。そのため,本来のピアノ奏者による演奏がそうであるように,自動演奏ピアノも変化するテンポに対して能動的かつ柔軟に素早く対応しながら他と合奏できるよう,独自の演奏システムを構築した。そのために採った方法論,課題と解決方法を解説する。

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