書誌事項
- タイトル別名
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- Relationship Between Empathy and Understanding Others’ Vocally Expressed Emotions
説明
<p> 本研究の目的は,第一に音声からどのように他者の感情を理解するのか探索的に明らかにすることであり,第二に,共感性と音声からの他者感情理解との関連を明らかにすることであった。参加者(高校1年生,N=317)は3つの感情(「喜び」,「悲しみ」,「怒り」)を想定して録音された音声刺激に対しこの3つの感情の選択肢から正確に選ぶ設問と,自由記述で回答する設問で構成された質問紙に回答した。共感性との関連は,子ども用認知・感情共感性尺度(村上他, 2014)を用いて測定した。その結果,選択法では「悲しみ」の正答率が低く,「喜び」と「怒り」の音声刺激を正確に判断できる生徒が比較的多いことが明らかとなった。自由記述をもとにした計量テキスト分析からは,多様な回答が寄せられたが「喜び」と「怒り」に近似性がみられ,本来は「喜び」の感情をもって他者が発話していた声を「怒り」として受け取る場合が少なくない可能性が示唆された。共感性については「ポジティブな感情を共有する傾向」や,「相手のポジティブな感情に敬意を持っている傾向」が高い人は,音声から他者の「喜び」の感情をより正確に理解できることが明らかになった。</p>
収録刊行物
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- 教育心理学研究
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教育心理学研究 71 (4), 291-304, 2023-12-30
一般社団法人 日本教育心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390580637985002112
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- ISSN
- 21863075
- 00215015
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可