ソーシャルフットボールの可能性

DOI
  • 佐野 秀平
    海辺の杜ホスピタル NPO法人日本ソーシャルフットボール協会,常任委員

Abstract

ソーシャルフットボール(Social Football:以下SF)とは精神障害者が行うフットサル活動のことである.精神障害者が取り組むスポーツ活動は主に入院治療の中でレクリエーション的に行われてきた経過があり,それらが心身機能の回復に寄与する報告は多い.しかし,退院後の地域生活におけるスポーツ活動への参加の有無や実際の活動報告は少なく,精神障害者が所属できる競技スポーツチームの選択肢は狭い現状がある.高知県におけるSFは2014年よりCitRungs Tossa(シトラングス トッサ)が活動を開始.2016 年からは四国4 県のチームが参加するリーグ戦が開幕し,そこで結成された選抜チームで全国大会へ出場するなどして交流を深めている.今回,四国内で活動するSF選手にアンケートを実施し,地域生活を送る当事者がSFに参加した事でどのような変化があったのか調査したため報告する.

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