抄録
これまで分離不安といえば乳幼児期の母子関係の現象として記述されてきた。青年期以降では分離不安は生起しないのか。生起するとしたら,どのような経験内容を持っているのか。また「分離」とはなにを意味するのか。分離不安と見捨てられ不安の違いは何か。不安の低減はいかにして可能なのか。こうした問いに対する答えを探索することを目的として,筆者の臨床経験や恋愛関係での分離不安の調査データを基礎にして,分離不安と見捨てられ不安に関する新たな見解を試行的に明らかにした。
収録刊行物
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- 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要
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心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要 8 27-34, 2010-02-15
岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390580682412516224
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- DOI
- 10.18926/66605
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- ISSN
- 21855129
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB