乳がん看護認定看護師の臨床看護実践から形成されるプロフェッショナリズム

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タイトル別名
  • The Professionalism of Certified Breast Cancer Nurses Formed by Their Clinical Nursing Practice

抄録

<p>目的:乳がん看護認定看護師の,臨床看護実践から形成されるプロフェッショナリズムを明らかにする.</p><p>方法:日本看護協会の資格認定制度において資格認定された乳がん看護認定看護師を研究対象者とし,半構造化面接法によりデータ収集を行い,帰納的内容分析を行った.</p><p>結果:対象者は17名であった.乳がん看護認定看護師のプロフェッショナリズムは,【乳がん看護の本質の認識】【秀抜な乳がん看護の実践】【乳がん看護の涵養への寄与】【組織発展への貢献】【専門看護職にふさわしい態度の保持】【向上する努力と自己研鑽】【乳がん看護の価値の承認】に集約された.</p><p>考察:乳がん看護認定看護師のプロフェッショナリズムは,看護職全体のプロフェッショナリズムを基盤として,乳がん看護のプロフェッショナルとしての経験を積み重ねることにより形成し,醸成,改新されていく.乳がん医療の発展にともない,この看護師がプロフェッショナリズムを形成し,プロフェッショナルであり続けるためには,本人の努力と相まって職場環境や看護管理者の支援が寄与する.この看護師のプロフェッショナリズムを医療者や看護の対象となる人への認識を深めるには,社会に向けてこの看護師の意義や有用性を可視化して発信することが重要である.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390580682413744896
  • DOI
    10.18906/jjscn.38_7_morita
  • ISSN
    21897565
    09146423
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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