EUS-FNAが診断に有用であったisolated proximal-type IgG4関連硬化性胆管炎の1例
書誌事項
- タイトル別名
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- A CASE OF ISOLATED PROXIMAL-TYPE IGG4-RELATED SCLEROSING CHOLANGITIS DIAGNOSED USING EUS-FNA
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抄録
<p>症例は66歳,男性.閉塞性黄疸を指摘され当科を紹介受診した.血液検査では血清IgG4値の上昇を認めた(262mg/dl).造影CTでは肝門部胆管に腫瘤像を認めた.膵腫大は認めなかった.ERCP下の経乳頭的胆管生検では腫瘍細胞を認めなかったが,IgG4免疫染色も陰性であり,確定診断に至らなかった.確定診断目的で肝門部胆管の腫瘤に対しEUS-FNAを施行した.EUS-FNAの病理組織検査ではIgG4陽性形質細胞の間質浸潤を認め,IgG4関連硬化性胆管炎(IgG4-related sclerosing cholangitis:IgG4-SC)の診断に至った.自己免疫性膵炎を伴わない肝門部型のIgG4-SC(isolated proximal-type IgG4-SC)は胆管癌との鑑別が困難な疾患であり,癌と診断されて外科手術が行われることもある.今回われわれはEUS-FNAが診断に有用であったisolated proximal-type IgG4-SCの1例を経験したため報告する.</p>
収録刊行物
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- 日本消化器内視鏡学会雑誌
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日本消化器内視鏡学会雑誌 66 (2), 163-170, 2024
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390580682415361792
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- ISSN
- 18845738
- 03871207
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可