Dravet症候群に対してfenfluramine療法を行った5例

書誌事項

タイトル別名
  • Five Cases of Fenfluramine Therapy for Dravet Syndrome

抄録

<p>要旨:Dravet症候群に対するfenfluramine(FFA)療法の有効性と安全性を評価した。対象は2022年11月から2023年8月の間に当センターでFFAを投与したDravet症候群5例とした。全例で焦点起始両側強直間代発作(focal to bilateral tonic clonic seizure:FBTCS)が主体の発作型であり、FFA療法前のFBTCS頻度は中央値4(2~12)回/月であった。FFA開始年齢の中央値は7.6(2.4~10.9)歳、FFA維持投与量は0.31(0.13~0.38)mg/kg/日であった。FFA投与後、6カ月時点のFBTCSの平均発作頻度は中央値0(0~3)回/月に減少し、FBTCSの最長発作抑制期間は中央値51(30~180)日に改善した。Dravet症候群のてんかん発作に対してFFAは有用であり、治療抵抗性を示す場合には治療選択順位を上げることが望ましい。</p>

収録刊行物

  • てんかん研究

    てんかん研究 41 (3), 507-513, 2024-01-30

    一般社団法人 日本てんかん学会

参考文献 (13)*注記

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