コンクリート舗装版下で発生するポンピング現象メカニズム解明のための小型模型の開発

書誌事項

タイトル別名
  • DEVELOPMENT OF MODEL TEST SIMULATING CONCRETE PAVEMENT PUMPING AND SUBBASE EROSION

抄録

<p> コンクリート舗装のポンピングによる路盤材の噴出・浸食プロセスを可視化することを目的として小型模型実験を開発した.外径350mmのリング型透明アクリル土槽に路盤模擬材を飽和状態で詰め,その上にコンクリート舗装版を模擬した目地(スリット)付きのアクリル板を載せて,周回式の輪荷重を載荷する実験である.珪砂6号を路盤模擬材とした実験の結果,輪荷重が目地を通過するたびに,路盤材が水とともに噴出する様子を再現しうることを確認した.載荷回数の増加につれて,路盤表面の浸食箇所がアプローチ版側からリーブ版側へと移動することや,荷重速度によって路盤材の噴出量には差異が生じることなど,ポンピングが路盤の浸食に与える影響を把握した.輪荷重の通過による舗装版のたわみ時間がポンピングの程度に影響を及ぼしていると推察される.</p>

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参考文献 (5)*注記

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