A descriptive study of the introspective process of husband who experienced Non- invasive prenatal genetic testing

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  • 無侵襲的出生前遺伝学的検査を経験した夫の内省プロセスの記述研究
  • ムシンシュウテキ シュッショウゼン イデンガクテキ ケンサ オ ケイケン シタ オット ノ ナイセイ プロセス ノ キジュツ ケンキュウ

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Abstract

<p>目的:夫のNIPT受検経験に関する思いを明らかにし、出生前遺伝カウンセリングの看護支援に示唆を得る。</p><p>方法:NIPT受検後に結果が陰性であった妊婦の夫6名に対して、半構成的面接調査を実施し質的記述的分析を行った。</p><p>結果:夫は妻の高齢妊娠に伴うリスクを妊娠早期から不安に思い、受検は夫婦のみで決めるしかないと感じていた。受検後は、結果告知まで不安を抱えて過ごし、陰性結果の安堵の中で健常児を望む自身の隠された本音があることに気づいていた。夫は、受検経験を含む妊娠全期間において妻を支えたいと思っていた。しかし、医療者との関わりや知識の不足から妻への支援に限界を感じると共に、そのことがストレスとなっていた。また、子どもに障がいを負わせる責任や、予想する育児の負担は、障がい児を回避したい思いに繋がっていた。</p><p>結論:夫婦2人で出生前検査受検を決断する場合、検査への正しい認識と十分な話し合いのもとで意思決定が行われる必要がある。夫も妻と共に悩み、心を揺らしながら意思決定を行っており、当事者として医療者の支援を必要としている存在であった。夫にも自身の思いを十分に語れる場の提供支援や、特に男性を含めた一般の人々への遺伝や出生前検査に関する教育・啓蒙活動を行うことが重要である。</p>

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