機械設計技術者を対象にした危険源同定支援方法の有効性評価

  • 齋藤 剛
    労働安全衛生総合研究所 新技術安全研究グループ
  • 畑 幸男
    株式会社 機械安全実践技術

書誌事項

タイトル別名
  • Effectiveness evaluation of Hazard Identification Support Method for Machine designers

抄録

<p>筆者らは,機械の設計段階で実施するリスクアセスメントにおいて最も重要なステップとされる「危険源同定」について,機械安全の知識が限られた設計者でも最低限同定すべき危険源を認識できるように支援する方法を提案した1).そして,支援された危険源同定を実行する手段の例として,デスクトップPC上で動作するアプリケーションツールを試作した1).本報では,試作したツールを用いて,提案した支援方法の有効性を評価した結果について述べる.中小規模の機械製造業者で設計業務に関わる技術者12名を対象に,危険源同定を模擬的に行った上で主観的な意見を収集した.限られた回答数での結果ではあるが,本支援方法が危険源同定の難しさを軽減し,リスクアセスメントに着手する出発点を提供し得る有効な方策であるとの評価を受けた.</p>

収録刊行物

  • 労働安全衛生研究

    労働安全衛生研究 17 (1), 35-41, 2024-02-29

    独立行政法人 労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所

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