腹部超音波およびMRCPが診断に有用であった7歳男児胆囊捻転症の1例

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タイトル別名
  • A Case of Gallbladder Torsion in a 7-year-old Boy Diagnosed by Abdominal Ulttrasound and Magnetic Resonance Cholangiopancreatography
  • フクブ チョウオンパ オヨビ MRCP ガ シンダン ニ ユウヨウ デ アッタ 7サイ ダンジ タンノウ ネンテンショウ ノ 1レイ

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抄録

<p>症例は特に既往のない7歳の男児.右側腹部痛を自覚した翌日に当院を受診した.CTにより胆囊腫大と壁肥厚を認め,急性胆囊炎として入院した.セフメタゾールナトリウムで治療を開始したが,腹部所見と炎症反応の改善を認めなかった.入院3日目に施行した腹部超音波検査により胆囊頸部の著明な壁肥厚を認め,MRCPでは胆囊頸部の出血性変化と狭小化を認めたため,胆囊捻転症と診断し,同日,腹腔鏡下胆囊摘出術を施行した.術後2日目から経口摂取を開始し,術後6日目に合併症なく退院となった.胆囊捻転は小児では比較的稀な疾患であり,自験例では腹部超音波とMRCPが診断に有用であった.若干の文献的考察を加え報告する.</p>

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