異なる2つの方法で作成されたDSMによる河道内に繁茂する竹林の樹頂点抽出

  • 手塚 透吾
    土木研究所 流域水環境研究グループ 流域生態チーム
  • 溝口 裕太
    土木研究所 流域水環境研究グループ 流域生態チーム
  • 斉藤 展弘
    国土交通省 中国地方整備局河川部
  • 崎谷 和貴
    土木研究所 流域水環境研究グループ 流域生態チーム

書誌事項

タイトル別名
  • TREETOP DETECTION IN RIVERINE BAMBOO FORESTS USING TWO TYPES OF DSMS

抄録

<p> 河道内に繁茂する竹林を対象としたLocal Maximum Filtering(LMF)による樹頂点の抽出において,その入力データであるDSMの作成方法の違いが樹頂点の抽出結果に与える影響を検討した.航空レーザ計測データとUAV空撮画像のSfM-MVS解析から,DSM-AとDSM-Uの2つのDSMを作成した上で,LMFを実行した.その結果,LMFのパラメータである最適なWindow size(WS)はDSM-Uの方が小さくなった.これは,DSM-UがDSM-Aよりも標高の凹凸が小さく滑らかなDSMであることが主因であると考えられた.このことから,LMFによる樹頂点の抽出精度を左右するWSは,データの取得方法により作成されるDSMの性状が異なることに留意をし,設定することの重要性が示された.</p>

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