大和川の漂流・漂着ごみの特徴に関する現地調査

  • 若林 遼
    大阪大学 大学院工学研究科地球総合工学専攻
  • 岩出 大輔
    大阪大学 大学院工学研究科地球総合工学専攻
  • 入江 政安
    大阪大学 大学院工学研究科地球総合工学専攻
  • 中路 貴夫
    国土交通省 近畿地方整備局大和川河川事務所

書誌事項

タイトル別名
  • A FIELD SURVEY ON CHARACTERISTICS OF DRIFTING AND DRIFTED LITTER IN THE YAMATO RIVER

抄録

<p> いずれ海洋ごみとなりうる河川内のごみの輸送形態を明らかにすることは環境面また行政面で重要である.著者らはこれまで大和川本川の高水敷に残るごみの特性について明らかにしたが,本検討では支川での調査を加え,ごみの種類についても検討した.加えて,浚渫工事中の汚濁防止フェンスによって捕捉された漂流ごみについても詳細な調査を実施した.高水敷に残るごみについて,被覆率とごみの重量には線形の関係があり,ごみの被覆率1%あたりの重量は,26.8g/m2と推定された.一方,上流に設置された汚濁防止フェンスに捕捉されたごみの重量は,54日の間に,約112kgであった.また捕捉されたペットボトルおよび飲料缶の製造時期を推定したところ,1年以内に製造されたと思われるごみが約91.2%であることが推察された.</p>

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