書誌事項
- タイトル別名
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- FIELD SURVEY ON THE ICE JAM THAT OCCURRED IN MARCH 2023 AND ESTIMATION OF ICE BREAK-UP PERIOD
抄録
<p> 本研究では,2023年3月に北海道内で発生したアイスジャムの現地調査を行い,アイスジャム現象の定量的な知見を得ることを試みた.現地調査データからアイスジャム発生過程の河氷挙動を時系列で把握し,発生時の水位上昇量∆𝐻を基にアイスジャムの発生規模を評価した.過去の発生事例と2023年3月の事例を水位上昇量∆𝐻を指標に比較し,発生箇所及び発生年によって水位上昇量∆𝐻には差があり,最小で0.57m,最大で4.22mの水位上昇が生じたことを示した.また,アイスジャム発生前の累加降雨量に∆𝐻との正の相関関係(r=0.70)が見られた.既往研究で提案されているアイスジャム発生前の解氷現象を推定する解氷時期推定手法の現地適用を試みた.解氷時期を示す氷板厚の変動加速度𝑃𝐵は,アイスジャム発生日時の前に出現し,解氷時期を精度良く推定できることを確認した.</p>
収録刊行物
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- 土木学会論文集
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土木学会論文集 80 (16), n/a-, 2024
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390580793828414720
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- ISSN
- 24366021
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可