短縮版Daily Records of Severity of Problems(DRSP)8項目の記憶型尺度 “Premenstrual Syndrome Short Scale 8 items(PMS-8)” への応用と,妥当性および信頼性の検討

DOI
  • 池田 裕美枝
    京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野
  • 江川 美保
    京都大学大学院医学研究科婦人科学産科学

書誌事項

タイトル別名
  • An 8-item Short Scale for Premenstrual Syndrome (PMS-8) : Development and Assessment of Validity and Reliability in a Japanese Population

抄録

<p>目的:短縮版Daily Records of Severity of Problems(DRSP)8項目を記憶型尺度に応用することで,premenstrual syndrome(PMS)の負担感を測定する尺度としたPremenstrual Syndrome Short Scale 8 items(PMS-8)について,信頼性と妥当性を検証する.方法:まず短縮版DRSPの8項目について,自覚する普段の月経前の症状の負担感を問う形にした尺度PMS-8を作成した.次に定期的な月経を有する18歳以上の女性をオンラインでリクルートし,基本属性,PMS-8,PMS-Impact尺度を質問した.PMS-8についてクロンバッハαを算出し,確認的因子分析にてRMSEAとCFIを算出した.併存的妥当性としてPMS-Impact尺度とのスピアマンの相関係数を算出した.結果:回答者は415名だった.PMS-8のクロンバッハαは0.75で,心理的因子,身体的因子の2因子構造であり,RMSEA 0.08,CFI 0.94だった.PMS-Impactとのスピアマンの相関係数は0.72(p<0.01)だった.結論:PMS-8は信頼性と妥当性が許容できるものであることを示した.</p>

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 64 (2), 152-160, 2024

    一般社団法人 日本心身医学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390580793844081920
  • DOI
    10.15064/jjpm.2023004
  • ISSN
    21895996
    03850307
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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